昨年5月女房とスペインイタリアを旅した。以前「ローマ人の物語」という本を読んでからローマ史に病み付きとなり、いつか訪れてみたいと思っていたのだ。
有名な歴史建造物の荘厳さや食の豊富さも然ること乍ら、快適な気候や人々の親切さに触れることが出来とても印象に残る旅であった。
メディアでは連日のごとく世界中の悲惨な状況が伝えられている中、ふとイタリアカプリ島でお世話になったVilla Marina Hotel & Spaマネージャーのマルチェラさんはどうしているだろうか、と気になった。
観光客の行かない穴場レストラン、歴史オタクのみが興味を示す2代ローマ皇帝ティベリウスの廃墟跡(笑)への近道等教えてもらったりして現地滞在中とても有意義に過ごすことが出来たのだ。
そこで思い立ったが吉日、早速FB でマルチェラさんを探し出し近況伺い並びに御見舞いを送った。
暫くして彼女から返信が届いた。 「Dear Mr Kawamura、ローマの歴史に精通された貴方(えへん)と優しかった奥様のことは今でもよく覚えています。親切なメッセージを戴きとても勇気づけられました。皆が力を合わせこの状況から早く抜け出せるよう頑張っています。励ましの手紙本当に有難う。又お会いできる日を心から楽しみにしています」と。
テクノロジーに疎い為Facebook をはじめSNSに対して、どちらかと言うとクールな見方をしがちだったが、使い方によっては人々を温かくする便利な道具だなと認識を改めた。
先入観にとらわれてはいけないな。