アスンシオンカワムラ新聞

パラグアイで整体治療に携わっています。日々思ったことを綴ります。

腰痛からの復活 ( 親友H君に捧げる)

正月第一週のその日も、仕事が終わってからジムへ行きダンベルローイングという、片手をベンチに添え、もう片方の手でダンベルを引き付ける運動をしていた。 すると急に腰が痛くなった。どうやらいつもの筋肉痛と違うヤバさを感じたので、トレーニングを早々…

成功の秘訣

治療成功の秘訣は何かと言われて「答えは他人に対する愛だ。愛を外にあらわせなかったら、人助けはできない」と、オステオパシー医ロバート・フルフォードは著書『いのちの輝き』の中で述べている。この場合愛を慈悲の心と言葉を置き換えてもよい。〈治療家…

八月一日になると思い出す(元カノではありません)

40代前半までは、日曜日の朝はハルディン・ボタニコ(植物園)を走っていた。トレーニング仲間のJ君とは、現地集合八時と約束するが、この男時間通りに来たためしがない。まあ小生が遅刻することもたまにあるので、お互いさまだが。どちらかが5分待っても相手…

怪我の功名

この時期のパラグアイは、朝夕は涼しく日中は暖かい、一年で最も過ごしやすい季節だと、個人的に思う。先週の日曜日、近所の健康公園のベンチに座っていると、5~60代と思しき男性が横に座った。少し脚を引きずって歩いていたので、「股関節の痛み•••ですか…

川内高城(せんだいたき)温泉

2023年は正月二日から、意欲的に仕事に打ち込んだ。連日40度近いパラグアイの猛暑の中、それほど疲れを感じることなく、施療に専念できた要因のひとつは、昨年度末に日本を訪れた際、湯治をしたからだと思う。 〈関節痛によく効く秘湯〉というテーマでネッ…

誰も言わない「オールインクルーシブを100倍楽しむ法」

九月下旬から十月上旬にかけてメキシコのカンクンへ行った。三年ぶりの家族旅行だ。 カリブ海の日の出カンクンといえばオールインクルーシブ。その中でもピンからキリまであるそうだが、今回は諸事情により〈大人専用〉ピンの方へ行った。プライベートビーチ…

うまい話には裏がある

そもそもブログを始めた理由は、以前から何か文章を書いてみたいという思いがあったからだ。2020年、新型コロナの流行に伴い、仕事が休業状態となり、その結果自由時間が大幅に増えたので、これ幸いと始めた訳である。「男もすなる日記といふものを、女もし…

身の振り方を考えた

「寛容さを忘れずに日々生きていこう」 六月に入って朝晩ストーブの欠かせない日が続いている。冬のパラグアイは雪が降ることはないが、早朝霜が降りることもあり普通に寒い。大学卒業後東京で就職したが、水が合わなかったのか二年で穴を割った。学生時代柔…

健全ないたずらのすすめ

パラグアイでは4月18日からマスクの着用義務が免除されたので、最近では街行く人々のマスク姿は見かけなくなった。ただ病院やスーパー等では、まだマスクをつける人は多いが、判断が各自の良識に委ねられるようになったのは良いことだと思う。この二年間で小…

新たな決意(散歩の効用)

三月から日曜日の早朝はParque de la Saludという公園を歩いている。日本語に訳すと健康(の)公園。家から自転車で5分。理由は単に今までの自転車トレーニングが飽きたので、散歩に切り替えたのだ。週一だが、それでも3~40分歩いているので、最近足取りがしっ…

成功の法則

Parque Guasu 朝から暑い 今年一月はパラグアイ史上最高ではないかと思うほど暑かった。連日40度を越える猛暑にほとほと参り、仕事も手につかなかったほどだ。二月も焦熱地獄。 そして三月に入ってからどうかというと、相変わらず暑い。しかし身体がもう気候…

旅は道連れ世は情け

南米諸国に限って言えばコロンビア、ベネズエラ以外の国は、全て訪れたことがある。特にアルゼンチン、ブラジルは、パラグアイに隣接していることもあって何度も行ったものだ。 昔から旅が好きだったが、その理由は〈旅=非日常に身をさらすこと〉には知らず…

君はマッスル北村を知っているか

パラグアイ・アスンシオンで整体治療に携わって26年。 開業したての頃は患者が増えたり減ったりする度に一喜一憂していたものだ。しかし今は患者が少なければ少ないで、自分用の時間がそれだけ持てるのでよし。反対に患者が多くなればなったで商売繁盛笹持っ…

社会通念(暗黙のルール)論

パラグアイはじめ南米諸国では、見た目で人を判断し、それで応対がガラリと変わることがある。 もし銀行やレストランで不愉快な扱いを受けたくなければ、きちんとした格好で行く方がいい。草履よりも靴を履いて行った方が無難だ。南米はラフなイメージがある…

副業をぶっ壊す(立花某とは関係ありません)

近頃コロナが下火になってきたせいか、患者が増えてきた。 まことに有難いことだが、数年前から一日に診る患者数を五人までと制限しているので、飛び込みの人に対して今日は既に予約が一杯でと断ることもままある。 開業当初は飛び込み患者を断ることは滅多…

好きこそ物の上手なれ

東京で就職して一年経ったある日、親友H君が目白のアパートへ遊びに来たので、腕相撲で軽くひねってやろうと思ったが、思いもよらず苦戦を強いられた。 それまでガンガントレーニングをしていた人間が急にやめると、筋力はかえって一般人よりも落ちてしまう…

カンクンで不労所得を得た話

2015年12月メキシコ・カンクンへ行った。「オールインクルーシブ9泊10日」というパッケージツアーである。 Embarcadero de la Isla Mujeres ホテル内に8ヶ所あるレストラン(メキシコ、中華、フランス、パスタ、海鮮、バーベキューの各料理他)や各階に設けら…

風邪は自然の健康法

WHO憲章によると「健康は肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態云々」とあるが、その状態を手に入れるためには何をすればよいか。 この種の情報は巷に溢れており正直食傷気味であるというのが本音だが、風変わりな説として「風邪をひいたら発想の転換…

大人の流儀(某伊集院をパクった訳ではありません)

近所のジムでトレーニングしていたら、日本人ぽい顔の若者がいたので話しかけたのが、そもそものきっかけである。徹(とおる)君は小柄だが全身鋼のような筋肉をしていた。14,5年前のことだ。 聞くと日本から単身南米にやって来て、アルゼンチンやボリビアのサ…

治療の心得を考える

「他のカイロプラクティックへ行ったが改善が見られないので、当院へ来た」という患者が暫く続いた。つまり近年パラグアイでもカイロプラクターが増えつつあるということである。 そう言えばインターネットで検索して来る人も多い。昔は口コミで来る人が殆ど…

自律神経を整える法

アスンシオンも朝夕めっきり寒くなった(先日は最低気温7℃)ので、物置からストーブを引っ張り出した。過去の日記を読み返しても、例年五月二十日前後に「今年初めてストーブ使用」と記述がある。 当然ながら南米パラグアイでも寒い時は寒いのであるが、今の時…

Algo fortuito (偶然の出来事)から筋トレを考察する

Avda. Santísima Trinidad 仕事が終わってからジムへ行く。よほど他に用事がない限り、ほぼ毎日行っている。 私にとってジム通いは、イスラム教徒が一日五回メッカに向かって礼拝するように、趣味というよりは寧ろ信仰に近いものと自負している。 大体の流れ…

この歳になって気づいたこと

あるオステオパシー医から電話がかかってきたのは、まだ開業準備に追われていた1995年5月頃だ。「一度会って話がしたい」とのこと。 約束した時間に彼の自宅兼治療所へ行った。オステオパスG氏は50代半ばの人当たりのよいフランス人だった(当時パラグアイに…

肉は硬かったが、(色々な意味で)良かったこと

Av. Santísima Trinidad 妻とショッピングセンター内にあるステーキ店へ行った。 ブエノスアイレスにある有名な肉料理レストランのフランチャイズ店舗として、アスンシオンにオープンしたのは6~7年前の事だったと思う。ここは二号店である。 コロナ以前は、…

聖週間に山口社長を回想する

NHK で「さかなクン」の番組を観ていたら、昔の魚屋時代を思い出した。あれは二十代後半に積んだ貴重な体験だった。 おかげでその後多少の困難にぶつかっても「あの時頑張れたのだから、今回も何とかなる筈だ」というポジティブ思考を身に付けられたのは大き…

一年経って(雑感)

一昨日イパネへ行った。 イパネはアスンシオンから27キロ離れた郊外にある田舎町である。毎年この時期に行き税金を納め、それからパラグアイ川を眺めて帰る。一年前その時の様子や拡がり始めたコロナ禍についての心境を、当ブログに記した。 新型コロナ収束…

その名前どういう意味ですか

南米の中央に位置するパラグアイの気候は亜熱帯性で、夏(11月~3月)はとても蒸し暑い。 その為在宅時は裸でいる事が多い(勿論上半身のみ)が、ある時開襟シャツを羽織っている方が、かえって暑さが和らぐことに気づいた。 それ以来開襟シャツ党となった。中東…

他山の石とは

今朝電気代を払いにANDE(パラグアイ電力公社) へ行った。 何故か請求書が家に届くのがいつも遅く支払期限間際であったり、酷い時は締切日を過ぎてからということもあるので(笑)、昔はいらいらしたものだ。 しかし支払いが遅れても1ヶ月以内であれば延滞金は…

発声の効力を侮るべからず

『ザ・ゲーム【RULES OF THE GAME 】』(著者ニール・ストラウス)を読んだ。 サブタイトルに〈極上女を狙い撃つ、ナンパ師レベルをチェック〉とあるので、巷に溢れるナンパ本の類いかと勘違いされそうだが、人生の指南書と言っても過言ではない程為になること…

ラブレターを代筆したこと

アスンシオンは連日の雨降りで異常に蒸し暑く、不快な天気が続いている。これがからっとした気候であれば、暑くても案外耐えられるのだが、湿度が85%以上あると呼吸するのも億劫になる程だ(常にマスクを使っているのも有るだろうけど)。 地球温暖化の観点か…