アスンシオンカワムラ新聞

パラグアイで整体治療に携わっています。日々思ったことを綴ります。

自律神経を整える法

 
 アスンシオンも朝夕めっきり寒くなった(先日は最低気温7℃)ので、物置からストーブを引っ張り出した。過去の日記を読み返しても、例年五月二十日前後に「今年初めてストーブ使用」と記述がある。
 当然ながら南米パラグアイでも寒い時は寒いのであるが、今の時期は暑さが直ぐぶり返すし、その上一日の寒暖差も大きい日が多い。その為油断すると私の場合ソッコーで体調を崩し、以下の自律神経失調症状が出る。

 ①身体が暑いのか寒いのか分からなくなり、いわれのない不安が込み上げてくる。
 ②口唇ヘルペスが出る直前同様の、あの体内に熱がこもった嫌な感じになる。すると気分は一気に落ち込み鬱状態となる。

 このような時はどうすれば良いのか?

 一番効果があるのは『体内の汗を絞り出す』ことである。何はともあれジムへ行きエアロバイクをひたすらこぐのだ。
 大概15~20分すると汗が吹き出してくるが、好きな音楽を聴きながら自分の世界に没頭すると、30分位無理なくこなせる。
 だがここでバテたら本末転倒なので、45分以内で切り上げるのと、水分を普段より多めに摂ることがポイント。
 しっかり汗を出しきった後でシャワーを浴びると、心なしか呼吸もスムーズになり、又現世に帰って来たという気がする。

 適度な有酸素運動と発汗作用は、自律神経の乱れを整えるので、是非読者諸賢もお試しあれ(ウォーキングやジョギングでもOK )。

 その理屈で行くとサウナも効くかも知れないが、中学三年の時、京都室町今出川のサウナでぶっ倒れて意識を失い、気づいたら自宅の広間で、腰に手拭い一丁で仰向けになっていたという失態以来(どうやって家にたどり着いたのか、未だ不明)、サウナに関しては余り無責任なことは言えない。

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工事現場用仮設トイレをクレーンで吊り上げている瞬間

 
 物の本によると「朝日を浴びながら軽い運動をする」のも、自律神経を整えるのに良いとあった。この箇所を読んで思わず苦笑したのは、正しく今それを実践しているからである。

 今年三月まで我が家にはお手伝いさんが来てくれていて、家の前の掃き掃除は彼女の仕事だったのだが、出産準備と出産後のあれこれの為もう来れなくなった。
 そこで小生「別に豪邸に住んでいるわけでもなし。お手伝いさんがいなくても、皆で手分けして家の仕事をすれば、充分自分達だけでやっていける筈だ」と家族に言ったのだ。
 そう言った手前、朝の掃除係は自分がやることとなった。

 最初は渋々掃除していたのだが、毎朝やっていくうちに、終わった後の何とも言えない爽快さ(少し大袈裟かな)にハマっていった。
 禅宗のお坊さんも同じような感覚を受け取っているのだろうか等想像しながら行う30分、本当に頭の中が空になるのだ。

 そのお陰で朝からポジティブなスタートがきれるようになった。
 

 三週間前バーベルを足元に落とし親指を骨折したので、五月は殆ど家でゴロゴロしていたが、見方を変えると良い休養が出来たとも言える。
 まだ指先を曲げると少し痛むが、ほぼ普通に生活出来るようになった。

 末筆ながら皆様には色々御心配いただき有難うございました。

 この場を借りて改めて御礼申し上げます。