アスンシオンカワムラ新聞

パラグアイで整体治療に携わっています。日々思ったことを綴ります。

信号待ちで

アスンシオン市内を車で走っていて信号待ちでよく出くわすのが、いきなりフロントガラスを拭きはじめる人々(笑)。
先進国以外の大概の国にはいるのではないだろうか。(調べたことはありません)
勿論生活の糧を得るためだろうが、社会に貢献している仕事とは言い難い。有無を言わさず洗剤らしきものをひっかけて強引に洗いはじめる輩もいる(特に運転手が女性であったりした場合はこの傾向が強い)が、先ずアイコンタクトで拭いていいか尋ねてくる。ここで気の弱い人であればなかなか断れないというのがミソである。というのも下手に断ると車を傷つけられたりする事もあるからだ。
大概NO,GRACIAS (いいえ、結構です)と言うが、それでもしつこく食い下がってくる者もいたりして、こちらも負けじとワイパーをいきなり始動させたり、車を少し進ませたりして本当にガラス拭きは要らないことを強調する。
だが何となく後からこちらが悪かったような悶々とした気分に陥る。それは何故か?どう考えてもこちらに非がないのは確かだが、たかが2~30円で正論を振りかざしているセコい自分に、自己嫌悪を覚えてしまうからだと思う。かといって毎回毎回彼らに出くわすたびに、小銭を渡すのも気に食わない。
アスンシオン市でも度々この仕事(limpiavidrios)を禁止する条例を制定しているが、まあザルである。
そこで結論として①フロントガラスが余りにも汚れている場合は必ずしも断るわけではない②薬物中毒かラリっている風の人(?)が近づいてきた場合は、断固断るという方針でいこうかと考えています。