一昨日車を修理工場に出した。長い間乗っているうちにぶつけたり、ぶつけられたりであちこち凹みキズがあり、前から修理に出そうと思っていたのだ。さて。
1993年2月京都川端二条で、いかにもそれらしい感じのベンツにぶつけたことがあった。その日は朝から道路が凍結していて当軽トラのブレーキが効かなかったのだ(泣)。
相手のバンパーの損傷自体は傷消しペンでキレイに直りそうな程度だったが、ぶつけられた方はボロクソに文句を言ってきた。
確かに非は当方にあると言えばあるが....売り言葉に買い言葉でついこちらも言い返した。すると火に油を注いでしまったようだ。その男完全にキレまくり、このまま行くと包丁かピストルを出してきそうな雰囲気になった(これは冗談です)。
聞けばお茶の裏千家家元の車らしく、凄んだおっさんはその専属運転手だったが、全く大人げない輩であった。
一方フランスやイタリアの都市部では縦列駐車する際にバンパーで前後の車にぶつけて止めると聞いたことがある。そもそもバンパーは車を押す為にあるとの認識だとか。果たして本当だろうか。
しかしパラグアイでそれをすると(ちょっとやってみたい気もするが、やられるのは嫌だな)....十中八九喧嘩になるだろう。駐車スペースは探せばどこにでもあるのだから(笑)。
いずれにせよ安全運転を心掛けるに越したことはないので、普段以下の三点に気をつけ運転している。
①道を(下を)よく見る。
②割り込まれてもイライラしない。
③横断歩道で歩行者を見かけたら止まる。
①何故かと言うと大きな穴が道路に開いていることがしばしばあり、そこに車輪を突っ込んで車を傷めない為にである。又ここ数年「モトチョーロ」というオートバイを使ったミニ強盗集団もいるので不用意に窓は開けない方が無難かも。
②何の合図も出さずに車線に割り込んでくる車が多いが、裏千家のようにいちいちキレていたらやっていけない。大体パラグアイ人は割り込みされてもあまりうるさく言わない方だ。「どうぞどうぞ」と入れてあげる位の気持ちの余裕を持った方が精神衛生上良いのでは。
③は後続車が接近している場合は「オカマを掘られる」可能性があるので要注意。以前は歩行者優先の概念などこの国には存在しなかったが、最近特に若い世代の運転者が歩行者に道を譲る光景をしばしば見かけるようになった。良い傾向だと思う。
以上パラグアイの混沌過ぎる交通事情の一部を感じるまま述べたが、その一方で「煽り運転」や「クラクション立腹刃傷事件」等は聞かないので、案外どこかでバランスは取れているのでしょう。
追伸) アスンシオン市で自動車免許を取る場合筆記試験と実技試験があるのだが、実技用の車は各自で用意しなければならない。ということは無免許状態で自分の車を市役所まで持っていくのだが、それは別に構わないとのこと(笑)。