アスンシオンカワムラ新聞

パラグアイで整体治療に携わっています。日々思ったことを綴ります。

朝の散歩で感じたこと

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Cancha del CURDA

 一昨日息子(19歳)から朝トレを一緒にしないかと言われたので「よし」と条件反射的に答えた。長期化するコロナ禍で生活リズムが単調になったからか退屈を持て余していたので気分転換に良いと考えたのだ。

 して翌日の早朝、眠たい眼を擦りながら近所のラグビー場まで二人して行った。ここに来たのは何年ぶりかな。
 子供がラグビーを練習していた頃は日曜日特訓と称して山稽古(注1)に引っ張り出したものだ(勿論廻しを締めてやったわけではありません念の為)。ということはもう5、6年以上前になる。
 彼は早速走り出したが、小生は土を踏み締めて歩き始めた。先ず慣らし運転をという訳です。

 以前散歩中によく出会ったご婦人がベンチに座っていたので挨拶した。このセニョーラの名前は·····忘れたが、混沌としたこの世の中をどう生きていくかというテーマで会話が盛り上がり、出た結論は「先のことは分からないので、くよくよせず今を生きるべし」だった(笑)。成る程。
 そして「お互い健康に気をつけよう。お大事に」と別れた。パラグアイでも最近爆発的にコロナが増えている(泣)。

 暫く歩きながらも何か腰が定まらないというか足取りがぎこちない感じがしたが、長い間歩いていなかったということだろう。
 いつも患者には「もっと歩きましょう」と偉そうに言っているのをチクッと思い出した。

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 初日ということで余り飛ばさず①10分から15分だらだら歩き②ストレッチをして③ベンチで横になりながら呼吸法をしていたら④又眠ってしまった。
 かなり緩い朝練だったが、空を見上げながら眠りに落ちた時とても心地よかった。

 そう言えば漫画のサザエさんで、ワカメが波平親父に「私毎朝マラソンをしている」と言い小遣いをちゃっかり貰うが、後でカツオに「いつからやっているんだ ?」と詰問され「昨日から」と答えるというのがあった(笑)。

 歩けることの有り難さを実感した朝でした。癖になるかも。


 (注1) 相撲取りが巡業先の土俵以外で稽古すること。